Column_11
体温と免疫力アップのカギは発酵食品!寒さに負けない体を作るアスリート飯
料理家 、
トライアスリート/
高橋善郎
料理家/トライアスリート。料理人である父の影響で料理の世界に入る。スポーツをこよなく愛し、トライアスロンの国内大会では年代別で優勝するほどの実力をもつ。「食×スポーツ」を普及する活動も精力的に行っている。
「寒さ」はアスリートにとって大敵。その理由は、体を温めるために通常よりも多くのエネルギーを消費し、また筋肉が固まってパフォーマンスが低下するためです。寒い冬にアスリートが意識するべき食事の注意点やおすすめレシピを紹介します!
寒い冬はアスリートにとってもつらい季節
気温がぐっと下がるこの季節。寒さから手足の冷えや体調不良などを引き起こす方も多いことでしょう。
冬の寒さは、アスリートにとっても大敵です。
冬場の激しい運動は、身体が熱を生み出そうと余分なエネルギーを発散するため、持久力を支えるエネルギーの不足に陥り、レース後半に苦しくなることがあります。加えて、筋肉の温度が上昇せずにパフォーマンスが下がることも考えられます。
また、激しい運動は免疫力を低下させるとも言われており、空気が乾燥して感染症が流行する冬は、アスリートにとって病気のリスクが高まる季節。トレーニングの質を落とさずに冬場を乗り越えるためには、日頃から体温と免疫力を高めることが大切です。
寒さから体を守る食生活を意識しよう
そこでおすすめなのは、腸内環境を整えてくれる発酵食品です。
発酵食品には血行促進や代謝を良くする効果があり、酵素成分には、体を温める効果も期待できます。チーズや味噌、醤油、納豆、キムチ、漬物など食材の幅も広く、日常的に摂り入れやすいものが多いのもうれしいですね。
そのほか、冬の根菜もビタミンやミネラルが豊富で体を温める作用がありますし、冷え改善の定番食材であるしょうが・にんにくもそれぞれに含まれる成分が体温上昇や血行促進を可能としてくれるため、ぜひ積極的に摂取していただきたいです。
あったかチーズチゲで体もぽかぽか!
体温と免疫力を高めるアスリートにおすすめのレシピが「牛肉と春雨のチーズチゲ」です!
腸内環境を整えてくれる発酵食品のチーズとキムチを使い、食材は牛肉と春雨、きのこをメインに使用します。
鍋料理のメリットは、体が芯から温まるので燃焼効果や体温上昇効果が高いところ。そして、食材を自分のお好みで変えられるのも楽しいポイントです。
また、春雨を使用しているので全体のカロリーを抑えられ、ダイエットレシピとしても効果的です。QBBの「モッツァレラベビーチーズ」を使うことで、チーズの風味やとろみが加わり、鍋を最後まで楽しめますよ。
しっかりと食べたい方は、鍋の〆としてチーズキムチリゾットはいかがでしょう。残ったスープに炊いたご飯を加えてひと煮立ち。一緒に追いチーズをすると、さらに美味しさアップです!
詳しいレシピはこちら
寒さに負けない体作りで、冬場もパフォーマンスアップ
冬場はアスリートにとってもパフォーマンスが落ちやすい季節ですが、食事や生活スタイルに対する意識をほんの少し変えることで、寒さにも強い体を作ることができます。
体調のコンディションを整えて、寒い時期でも元気にトレーニングを続け、本番のレースや試合に向けて万全の準備を整えていきましょう!