サステナビリティ宣言
トップメッセージ
「おいしい」で未来を健康に
私たち六甲バターは「健康で、明るく、楽しい食文化の提供によって社会に貢献する」という経営理念の実現を目指しております。
この経営理念を実現するためには、開発先導型活力企業として「おいしい」を作る技術を一層磨き、「おいしい」製品と食文化をお客様に提供し続けなければなりません。しかし現在、地球温暖化や食糧危機といった社会・環境問題が顕在化している中、私たちが貢献するべき社会の持続可能性が危ぶまれており、このままでは経営理念の達成が出来なくなってしまいます。
私たち六甲バターはこれから未来に向けて、社会や環境が持続していくための活動をしていかなければなりません。
私たちに何ができるのか?私たちが何をしていくのか?その内容を「六甲バター サステナビリティ宣言」という形にまとめました。
私たちはチーズをはじめ、様々な食品を通して「おいしい」を作り続けてきた企業です。その「おいしい」で「生活者・地球環境・従業員・地域社会」という4つのステークホルダーに対して、アクションプランにそった行動を私たちは取り、サステナビリティ宣言であります“ 「おいしい」で未来を健康に”を実現します。
これらの宣言・アクションプランに沿った行動を行うことで、それぞれのステークホルダーが健康になり、その未来が成長・発展していける。それによって私たちの社会や環境が持続していけると考えております。それに寄り添って六甲バターも成長し、より一層皆様に愛される企業となれるよう努力をし続けていきます。
六甲バター株式会社
代表取締役社長 兼 CEO 塚本浩康
六甲バター
サステナビリティ宣言
経営理念
『健康で、明るく、楽しい食文化の提供に
よって社会に貢献する』
サステナビリティとは?
Sustainability = 持続可能性
環境・社会・経済の3つの観点より、世界を持続可能にしていくという考え方。持続可能とは、長期に渡って機能を失わず、良好な状態を保つことを言います。多くの環境問題や、社会問題が顕在化してきている昨今、サステナビリティに取り組むことが企業の責任として求められてきています。
SDGsとは?
2015年9月に国連で採択された17の目標と169のターゲットからなる目標です。前身となるMDGs(ミレニアム目標)と違い、先進国・途上国、政府・関係機関だけでなく、企業への積極的な関与・行動が求められています。
生活者に対して
みんなが食べられる「おいしい」の開発
様々なニーズに合った「おいしい」の開発
六甲バターは創業以来、チーズ事業を中心に、QBBナッツの製造・販売など、「おいしくて栄養のある食品」を世の中に送り出してきました。シェアNo1のベビーチーズにおいては年間約2億3000万本販売(※)、多様な味のバラエティ展開を行い、日本の「みんな」が食べていただける商品となっております。
※ (株)インテージSRI+ベビーチーズ4個市場2023年1月~12月累計販売個数世界に向けて「おいしい」を提供
日本から東南アジアを中心に世界へ、「おいしい」と栄養のある食品輸出を展開しています。またインドネシアに設立した関連会社「PT EMINA CHEESE INDONESIA」では、現地の方に合わせた「おいしい」の開発と製造販売を行っています。
新たな「おいしい」の開発
開発先導型活力企業であり続ける
六甲バターは、世界初のスティックチーズの開発、日本初の個包装スライスチーズの開発、近年では6Pチーズにおいて、「チーズデザート」という新たなカテゴリーの創出といった、今までにない新たな「おいしい」を生み出してきました。今後も開発先導型活力企業であり続けるために固定観念に縛られず、様々なことにチャレンジすることで新たな「おいしい」を創造していきます。
地球環境に対して
当社は、社員の一人ひとりが原料調達、生産、流通、販売という一連の事業活動の中で、具体的な社会的責任を果たしていくことが重要と考え、これからも環境に優しい会社を目指した継続的な改善活動を推進していきます。
2030年環境目標
GHG排出量(SCOPE1・2)
食品廃棄物量
GHG排出量ならびに食品廃棄物量実績
GHG排出量(SCOPE1・2)
食品廃棄物量
環境基本理念
六甲バター株式会社は、地球環境の保全が人類共通の最重要課題の1つであることを認識し、企業活動のあらゆる面で環境の保全に配慮して行動します。
環境活動への行動基準
六甲バター株式会社において、環境活動を実施していく上での行動基準(従業員が環境活動をする上で大切にしなければならない動きです)を次のとおりとします。
私達は、環境問題への取り組みは人類共通の課題であることを認識し、地球環境と調和の取れた企業活動を行っていきます。
環境方針
六甲バター株式会社(以下、当社という)は、チーズ、チーズ関連製品及びナッツ等の食品を設計・開発、製造及び販売していることを踏まえ、次のように環境方針を定め、環境保全活動を実施します。
- 環境に関連する法令、条例等を明らかにし、これを順守します。
- 当社の事業活動、製品及びサービスが環境に与える影響を捉え、環境汚染の予防に取り組むとともに、環境保全活動を継続的に改善します。
- 環境保護のため、限りある資源を大切にし、省エネルギー、省資源に努めるとともに、廃棄物の排出量の削減とリサイクル化を推進します。
- 製品の設計から廃棄に至るライフサイクルを考慮し、環境負荷の低減を図ります。
- 地域の環境保全活動への協力等により、地域社会との共生に努めます。
TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に基づく情報開示
気候変動はプロセスチーズの製造販売を行う当社にとって、特に原料調達の面において大きな影響を与える可能性があるという観点から重要課題と認識しております。「六甲バター サステナビリティ宣言」の達成へ向け、「豊かな自然環境を次世代へ」引き継ぐための地球環境へのアクションとして、気候変動によるリスクや機会について、TCFD提言に基づいた適切な情報開示を行います。
クリーンな工場から「おいしさ」を提供
自然エネルギーの積極的活用、省エネの推進
太陽光発電、コージェネレーション設備の導入により、自然エネルギーの積極的な活用や無駄なエネルギーを消費しないクリーンな工場を構築しています。
工場からの廃棄物をなくす
ロスチーズの再利用推進
プロセスチーズを製造する際にどうしても発生してしまうロスチーズを使って「チーズ肥料」を作り、その効果を検証するために様々な野菜などの栽培実験を進めています。今後も工場からの廃棄物をなくすため、ロスの発生量の抑制や再利用の方法を模索していきます。
従業員に対して
先端技術を活用し、必要な人材を必要な場所へ
先端技術の積極的活用
基幹工場である神戸工場では、AIやロボットなどの先端技術を駆使し、単純作業のオートメーション化、重労働の負担軽減、労働災害の予防を行っています。
今後も先端技術導入を推進し、六甲バターで働くすべての人が働きやすい環境を作り、必要な人材が必要な場所で働くことを支援していきます。
社内教育・制度の充実
次世代育成支援
仕事と生活のバランス
従業員が「仕事と家庭と地域社会」で充実・活躍してほしいという思いのもと、六甲バターでは様々な取り組みをおこなっています。
社内教育の分野では、新入社員研修、新入社員フォロー研修、リーダー研修、管理職研修等を定期的におこなっており、社員の成長をフォローしています。
育児・介護の支援分野では、休業可能期間や短時間勤務可能期間の拡充、失効した年次有給休暇を育児・介護休業期間中に使用できる制度導入などをおこない、従業員の仕事と家庭の両立を応援しています。
地域社会に対して
イベント・支援事業などを通じて、地域社会に「おいしい」を伝達
スポーツ支援活動
六甲バターはスポンサーとして、スポーツイベントやチームをサポートしています。
QBBプロセスチーズパーク
日本最大級のプロセスチーズ工場「六甲バター㈱神戸工場」併設した当施設は、チーズの歴史や栄養について、模型やゲームを用いて学ぶことができます。また、QBBブランドの歴史を知るだけではなく、実際にチーズが作られる様子を覗くこともできます。
六甲山Q・B・Bチーズ館
就業体験機会の提供
「体験を通したこころの成長」を応援するために、各公的機関と協力の下、近隣の学校を対象に就業体験機会の場を提供しています。